ばたやんの覚書

フリーランス【WEBデザイン・プログラマー&構成作家】の日常

むずかしい対応

とある、イベントで、精神病棟での身体拘束についての話を聞いた。

僕自身も、精神科に入院したことは3回あるが、疲労マックスでうつが悪化して、薬を変えるため、離脱症状の対応と休息で。 だから開放病棟にしか短期入院しかしたことがない。

身体拘束は実際見たこともないし、道具さえ見たことない。

とは言え、閉鎖病棟には入ることはある。大学病院だと、食事については、閉鎖病棟で行うし、お風呂等もそんな感じ。

だからと言って、しみじみ周りを見ることないし、食べ終わったら、解放に戻ってしまうので。

閑話休題

自分のことはおいておいて。

その時の話で、講演をした方は、精神科専門の病院の男性看護師。 とある患者Aさんが身体拘束で閉鎖病棟に入院してきたとのこと。 精神科通院歴、入院歴あり、糖尿病もちの女性。

女性といっても大柄とのことで、暴れたら抑えきれない。

なぜ身体拘束されていたのは講演では、自傷行為を行うため。 先に結論を言うと、その女性は、自傷行為のため入院中に亡くなったとのこと。

では、どういった自傷行為だったかと言うと、糖尿病なのでインスリンを注射する必要があるのだが、 インスリンを治療目的で適量うつのには、薬だが、直接、お腹に過度にうつと、ショック状態に陥るとのこと。 インスリンの過剰になると低血糖を起こす、で意識レベルが低下し、昏睡状態から死に至ることもある。

このインスリン量を過度に自分で摂取をすることを、繰り返し、その度に救急で運ばれるため、身体拘束で入院とのこと。

精神科には措置入院と自発入院があるが、自発入院は保険を適用して、担当医の紹介状をもらって一ヶ月程度入院。 まぁほとんどがすぐ退院。

措置入院は、行政等での指示や命令での対応になる。退院には、医師の判断と行政等の判断が必要とされているらしい。

話を元に戻して、自傷行為というのは本当に死を意識しているのか、本気度がよく判断しにくい。

病院でさえこんな感じらしい。

で、愛知県警岡崎署の留置場で勾留中の男性が死亡した問題があったんだが、 ニュースを見て、警察の対応は不適切なのかどうかはむずかしい。

精神科での処方薬を管理して、服用をしていたとのことだが、インスリンについては、 処置していなかったとのこと。

警察はどういった理由で、管理してなかったはわからないが、自傷することを防ぐため”針”を気にしたのか。

でも最近は針に危険はないように改良を繰り返されているようだ。僕が当人でないので、断言はさけるが。

講演を聞いたのは1年ほど前なので、記憶が新しいばかりでこの事件をテキストで見ると

警察が身体拘束を容疑以外で行うのはむずかしい。拘置していたので医療措置での身体拘束のどのような 工程が決まっていたのか、マニュアル等徹底される規定があったのか。

また、横の連絡があれば、こういったことを予測できたかもしれない。 警察官への公務執行妨害の容疑で逮捕され、愛知県警岡崎署に勾留。とのことなので、 ”のべ140時間以上、裸のまま拘束されていた”というので、このような時間からして 警察での拘置をするには限界があったのでは。手続きに落ち度がかなりあったのであろう。

暴行には、署の幹部も加わっていた疑いがあることも新たにわかりました。とあることから、 内密にしたのが、現場の拘置を担当した署員にも不幸だあり、遺族にも不幸であった。

愛知県警は特別公務員暴行陵虐の疑いも視野に、岡崎署の署員らを中心に事情を聴き調べています。

との記事がしめてあり、どこに落ち度があったのかは、判明するのか、講演を聞いたあとの新鮮な記憶で 記事やニュースを聞いて、システマチックな現代でもまだまだ、むずかしい対応というのはあるのだと、

例えばAI(人工知能)でも解決することはないのかもと考えると、つくづくむずかしい対応や価値観というのには不変であると思う日々。

自省を込めて。